大阪市にある企業様の神社の修復工事を担当させて頂きました。
老朽化した社殿
以前は、本殿を覆う覆殿があったそうですが、数年前の台風の時に傾いてしまい撤去されたそうです。
檜皮葺きの立派な神明造りの建物でしたが、覆い殿がなくなり、雨風か直接当たる事になり、腐食が進んでいました。
本殿前の階段部分が常時雨にかかり、基壇にも雨が溜まる典型的な腐食原因が見られました。
屋根部分からも漏水した結果、軒裏に雨水が流れて化粧垂木が落下していました。
今後、覆殿は新築されないとの事でしたので、下記の提案をさせて頂きました。
1,檜皮葺きから銅板葺き屋根へと変更し、耐久面UP
2,土台を全て交換し、少し浮かせる事により、雨水を土台が吸い上げる事を防ぐ
3,全面の木製階段を撤去する。
4,劣化している高欄を新調し、防腐処理を施す
5,錺り金具を新調
6,化粧垂木の再固定
修復後の本殿
解体時に水洗いを行い、新しくなった錺金具とのコントラストがいいですね。
取替された高欄
化粧垂木も既存のものを再利用し、不足部分は新しく新調しました。どこを交換したの?というくらい違和感なく修復が出来ています。
いつもそうなんですが、既存の社殿を修復する事がモノづくりに携わる人間として大切な事と考えています。結構な劣化具合でも意外と修復できたりするのが木造建築の面白い所でもあります。こういった企業神社の場合、創業者や社殿をお祀りするに至った経緯などを改めて考える機会になると思います。なんで会社に神社があるんだ?という疑問から疎遠になっていた神社と企業とが再び結びつき、神様を大切にして下さる方が増えるのは素晴らしい事だと思います。
何のために企業神社があるのか?その会社によって存在意義はそれぞれでしょうが、共通する一つの事項として、「従業員の幸せ」があるのではないでしょうか。神社にお参りが出来るくらいの「ゆとり」のある企業だからこそ、繁栄するのだと思います。
忙しいと色んな事が疎かになってしまいます。神様が会社に居るという事は、「気付き」や「ゆとり」を与えてくれるのではないでしょうか。人間は失敗する生き物です。ゆえに、正せる場所があるのは良い事ですよね^^
首都圏・近畿圏の企業神社の無料調査を行っています。遠慮なくお申し付け下さい^^
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