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企業神社の現状について宮大工が語る

昭和の頃、神具屋さんが、ご自宅の神社（邸内社）や企業の神社（企業神社）を施工されておりましたが、昨今の少子高齢化か職人不足により、地域の神具店が消滅しています。地域の神具店の本業は、神棚の事業であり、神社建築を小規模化した小宮は、お仕事としてされてはいますが、専門家なのか？といわれれば、実はそうではありません。それは、小宮といえば、神社にある摂社・末社といわれる小規模本殿になります。ご自宅や企業になる神社は、同じサイズ感ですが、細部が全然違います。それは、神棚を大規模にしたのか？神社本殿を小規模にしたのか？によって違います。なので、よく見ると細部が異なるという事です。また、耐久性に関しても異なる所があり、宮大工は雨の掛かる屋外での建築を多く手がけているので、雨の腐食・白蟻の被害をいかに克服するのか？という視点と次の修復の事を考えての仕事になります。現在は、残っている神具屋さんも、高齢者職人さんが多いため、神棚を大規模化したご自宅の神社や企業の神社を嫌う傾向があり、どこに頼んで良いのかわからない方が多く存在します。

企業神社の専門家として

全国の国宝重要文化財を巡礼し、様々な形式の小宮を見てきた私は、7年ほど前から、この問題に着手し、企業やご自宅における神社についても調べて、新築工事・修復工事をさせて頂く活動を開始しました。その実績が認められ、ユニチカ様・タマノイ酢様・小泉（株）様の企業神社の御造営をさせて頂きました。

＊＊＊＊＊＊＊企業神社について＊＊＊＊＊＊＊＊

企業神社に関してまとめてみましたので、ご覧下さい。