現代においてよく見られる一般的な軒構造における垂木の役割は、「當麻寺 鐘楼」の写真からわかるように、片持ち梁のような役割で、棟木と桁の上に取り付けされている事がわかる。
解説
古建築をみると、唐破風などの切妻屋根系で古式垂木が採用されている事がわかる。現存する最古の古式垂木は、弊社データベースの中では、地主神社幣殿と室町時代になるが、鎌倉時代に桔木構造が入ってきているのに古式垂木を採用する理由としては、小規模工作物の鐘楼や手水舎などでは、野屋根の懐が狭いため、古式垂木をそのまま採用する事は自然な事と思う。向唐破風における古式垂木の使い方は、菖蒲桁が水平に開かない限りは、突っ張り材として役割もあろうし、菖蒲桁自体は、横に向拝軒があるから開きにくい納まりになっている。また、八坂神社手水舎は、昭和初期建立ですが、古式垂木を採用している点は、古建築の研究が進み、古式な工法を再出現させたい流れかと思われる。
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